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OGIMEMO : Persona Design
ペルソナデザインに関するメモ


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ペルソナとペルソナデザイン
●ペルソナ Persona を辞書で引くと、皆さんご承知のように「仮面・・・」と説明されています。パーソナル Personalなどと語源は同じです。心理学の領域では、ユングがペルソナという語を使い〜〜に注目しました。
ここで、これから記していこうというのは、言語や心理学の領域で言われているペルソナではなく、ものづくり、マーケティング、デザイン、ユーザビリティーの領域で近年言われている方法や内容のことです。もちろん、当然のことですが、言語や心理学のことをベースにしたからこそ「ペルソナ」と名づけたことと思います。

●ものづくり、デザインの世界でペルソナが初めて登場したのは、アランケイの著作「コンピュータは〜〜」と言われています。ここではコンピュータの使いやすさ研究・向上のために、具体的な人を何人か想定し、それらの人にとって使いやすさをいかに向上させればよいか、という視点でペルソナがが描かれています。
もともとユーザビリティー向上のための研究や調査は、様々な手法があり、ユーザーをしっかり観察するという土壌もあったので、ユーザーのクラスターやタイプを想定することから一歩進んで、より象徴的に具体的にユーザーを描き出すというペルソナの手法は入りやすかったのだろうと思います。

ペルソナのことを簡潔に言うならば、以下のように言えるでしょう。
「〜〜〜〜〜〜」

ペルソナについての説明は、例えば以下のようなサイトや書籍があるのでご覧ください。ネット検索すると、最近ではかなり出てきます。

<参考サイト・参考文献>
・Personadesign.net
・ペルソナ戦略


マーケティングの領域で注目された理由
●いろいろ言われていますが、何と言ってもターゲットを絞り込む、象徴的・代表的な顧客像を具体的に描くことが、顧客のパイを狭めてしまうのではなく、むしろ絞りこむことによってその商品やサービスの内容が明確になり、作り手も顧客にも伝わりやすく共有化しやすい、ということだと思います。

これまでマーケティングのでは、ターゲットをセグメントしても、ある集団、クラスターという範囲で留まる場合が多かったと思います。セグメントを細かくすればするほど顧客のパイは小さくなるし、平均的な一人の像を調査の数字から導いても実像は描けないしで、なかなか次に段階へ進めませんでした。でも一方でターゲットを絞り込んだ商品・サービスの方が売れる、お客様の評価も高いということが定説だったのも事実です。
そんな状況の中で、象徴的・代表的な顧客像を描くことが市場を狭めることとイコールではない、一人の代表者を深く・魅力的に描きだすことが多くの人の問題を解決するものづくり、魅力的なサービス提供につながるということが見え始めてきた訳です。この発想の転換というか、考え方の切り替えは大きいのではないかと思います。


ペルソナだけでは前に進まない
●これはどういうことかと言うと、顧客像が明確になったからといって、商品やサービスの企画がそれでうまくいくかというとそうではなく、ペルソナづくりはあくまでもプロセスの一部であるということ。
全体のプロセスがうまく流れないと、またプロセスを企画しないとペルソナも活かされない。
確かに顧客像が明確になり、○○さんという象徴的な姿ができることによって、企画も分かりやすくなるし、関係者の意思統一もしやすくなる。でもそれを生かし動かす組織やチームの動きがとても重要ということです。

●日本でのペルソナデザイン、そのプロセスの第一人者とも言える山崎先生(千葉工業大学)も、デザイン全体の流れや、デザイン評価システムの中で位置づけながら活用していると聞く。
ペルソナの普及はユーザーインターフェースデザインから始まった。まさにこの分野では効果も大きいことが推測される。では、マーケティング戦略としてはどうか。「ペルソナ戦略」という書籍も出版され、マーケティングでの効果も大きいことが示されている。しかしどうなのだろうか、ペルソナの設定というのは、まだまだものづくりサイドの視点、都合による進め方なのかもしれないと自問自答する。


国際福祉機器展のこと
●国際福祉機器展に行ったことはありますか。業界団体・企業の展示会なのですが、この展示会は他の展示会とはかなり会場の雰囲気が違う。現実の障害者の方々が多く来場し、じかに商品を使い体験し選択している。質問や問いかけも厳しい。
業界関係者や同業者が多い展示会、お祭りの展示会とは違う。展示企業もユーザーもかなり真剣ということが伝わってくる展示会である。

●なぜこの福祉機器展のことをペルソナの項目で触れたか。
つくる側からすれば、実際のユーザーの声や反応をかなりダイレクトに聞ける場である。ペルソナのキャストに相当する人々も多く来場することと思う。多くの情報が得られることだろう。ハンディキャップの方々の状況は千差万別だから、ターゲットを一人に絞りこむことも難しいかもしれない。
このようなものづくりでは、企業の志というか、チームの意志というか、そういうものがものづくりを動かすのではないだろう。そうでないと、福祉機器は商品化できないのではないかとさえ感じる。

 
 
 
 
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